作業着としてどんな服が適しているのか悩んでいるならポロシャツを候補の一つとして考えてみましょう。カジュアルファッションとしてもポロシャツはよく用いられていますが、作業にも向いている特徴がたくさんあります。
なぜポロシャツが作業着に向いているのかを理解し、作業内容に合わせて適切な一着を手に入れられるようになりましょう。
ポロシャツは通気性が高くて乾きやすい
ポロシャツの特徴として通気性が高いことが挙げられます。生地があまり密に織り込まれていないのが一般的で、風通しが良いところに吊るしておけばすぐに乾くでしょう。洗濯したらすぐに乾くのは作業着として魅力的な点でしょう。
汚れがついてしまうのは体力仕事をしている現場ではよくあることで、今日帰ったら洗濯して明日にはまた着られるようにしたいということもあります。現場の作業着として企業が貸与し、作業が終わったら回収してまとめて洗濯するケースもあるでしょう。
大量のポロシャツを洗ったときにも乾かしやすいので便利なのです。また、通気性が高いと汗をかく作業もしやすくなります。大汗をかいてしまってベタベタとしてくるとシャツの肌触りが悪くなり、気持ち悪くなってきてしまいがちです。
ポロシャツのように通気性が高いシャツで作業をすれば、風が吹いたり、ちょっと動いたりしただけで気持ち悪さが軽減されるでしょう。速乾性の高い生地を使ったポロシャツもあり、特に炎天下の作業などをするときには有効です。
快適さは作業への集中力や作業効率にも影響するパラメーターなので、ポロシャツを選ぶのは合理的と言えるでしょう。
伸縮性が高くて肌触りの良い生地が一般的
ポロシャツは乾きやすいだけでなく動きやすいのも作業をする上でメリットになります。ポロシャツに使われている素材はポリエステルや混紡繊維、綿などが主流で、どれも伸縮性が高いのが特徴です。体を大きく動かす作業をする場合や、俊敏な動きが求められる作業をする場合には特に伸縮性が高いのは重要になります。
シャツが動きを妨げてしまうと効率が低下するだけでなく、作業ミスを起こす原因にもなり得るからです。安全性と効率性の両方を同時に叶えられる魅力があるのがポロシャツなのです。一方、生地も肌触りが良いものが多くなっています。
ポロシャツはカジュアルシーンで着用されるケースが多いことを想定して製品開発が進められてきた影響もあり、着やすさや肌触りの良さ、着こなしのしやすさなどが重視されているものが多いのが特徴です。着ていると快適に感じられるので作業にも集中しやすくなるでしょう。
襟付きでカジュアル過ぎない
職場で作業をするのにはポロシャツはカジュアル過ぎではないかと考える人もいるでしょう。顧客のところで作業をするという場合にはさらに懸念が大きくなるかもしれません。ただ、ポロシャツは普通のTシャツと違って襟付きのシャツなのでフォーマルではなくともカジュアル過ぎるということはありません。
ビジネスカジュアルの服装としても受け入れられている職場も増えているため、私服でOKな会社であればポロシャツで出社して作業をしていても問題はないでしょう。
顧客のところで作業をするような場合にも少し工夫をすれば自然に受け入れてもらえます。
自前のポロシャツではなく会社のユニフォームとしてポロシャツを制作してもらえば良いのです。他の作業員と一緒に客先に行く場合にも統一感があり、企業としてのカラーもはっきりするので優れている方法でしょう。オリジナルデザインのポロシャツも安く作れるようになっているので、顧客のところで作業することが多い職場では検討してみる価値があります。
単価が安いので気軽に買い換えられる
価格についての話題が出てきたのでポロシャツの単価についても考えておきましょう。ポロシャツは素材によっては高い耐久性や耐摩耗性があって長持ちします。ただ、大きな動きをする作業を繰り返していたり、毎日洗濯したりしていれば劣化していってしまうのは確かです。
買い換えをしやすいかどうかは作業着にとって重要なポイントで、単価が安いに越したことはありません。ポロシャツの値段は安いものであれば1000円に満たないのでかなり安い部類に入ります。高いブランドものであれば何万円もするのは確かですが、作業用と割り切ってシンプルなものを選ぶとおよそ1000円から3000円程度で購入可能だと考えておきましょう。関連資料→ポロシャツ作業着
ポロシャツはオリジナルのものも既製品も専門業者に依頼すれば大量発注することが可能です。数十枚、数百枚という単位になると納期はかかりますが、単価は下がるのでかなり安上がりになります。企業が従業員に貸与するといった形にする場合にはまとめて購入して単価をより低くしましょう。
どのくらい安くなるかはロットの大きさによって左右されるので、何度も数枚ずつ頼むよりはまとめて数十枚注文するのが適切です。
作業に合わせてポロシャツを選ぼう
ポロシャツを作業着として買う場合には作業内容に応じて選ぶのが大切です。乾きやすさや動きやすさ、耐久性の高さといった機能面はポロシャツごとにかなり違いがあります。
生地の種類や厚さなどが大きく影響するので注意しましょう。また、デザインによってビジネスシーンでも問題ないか、カジュアルに見えてしまうかも異なります。ビジネスシーンにはシンプルなデザインのものなら当たり障りがありませんが、合わせるパンツなどとのコーディネートも考慮して選ぶのが大切です。
鹿の子や天竺の生地であればビジネスシーンで体をよく動かす作業をするときに適しているでしょう。鹿の子は通気性が高くて伸縮性もトップクラスなので屋外で体を動かす作業をする場合にも快適です。天竺なら伸縮性とフィット感のバランスが優れていることから体を機敏に動かすのに楽なポロシャツでしょう。
また、ポリエステルメッシュもデザインによってはビジネスシーンに使っても問題ありません。薄めで速乾性なのが特徴なので、夏の暑い日に屋外で作業をするときなどに向いています。
ポロシャツを作業着にしてみよう
ポロシャツは通気性が高くて伸縮性も優れているなど、作業着として適している条件を兼ね備えているのが魅力です。単価も安いので買い替えやすく、摩耗などが問題になりやすい現場での作業着にも向いています。ポロシャツはビジネスカジュアルとしても受け入れられてきているので、ビジネスシーンでの使用も検討してみましょう。